ビジネスホンを増設する場合のポイント

ビジネスフォン基礎知識

ビジネスホンを増設する場合

社員やスタッフの増員によりビジネスホン電話機を増設する場合のご説明です

電話機を増設するに必要な情報は次の通りです

1.主装置の型番

これは、現在ご利用中のビジネスホンが現状から何台まで増設可能か判断致します
主装置によって電話機の接続台数の上限があり、さらに電話機を接続して内線が利用出来るかを確認します
電話機の増設台数がクリアしていても、主装置内部の内線ユニットが足りない場合もございます
この場合に必要な機器は「増設するビジネスホン機器台数分」と「内線ユニット」になります

主装置型番確認方法

2.ビジネスホン電話機の型番

現在、ご利用中のビジネスホン電話機の裏面を確認頂き型番を調べます
この型番を確認すれば、電話機のボタン数・配線方式(スター配線やバス配線)等現状の利用状況が把握可能になります

電話機型番確認方法

この1.2.を確認し、ビジネスホン増設工事が可能になります

また、この確認方法はNTT・SAXA・NEC・OKI・パナソニック・岩通等全てのビジネスホンメーカー共通の確認作業になります

 

次はビジネスホンの増設工事を行う施工手順です

電話工事技術者よりヒアリングを行います

(1)増設する電話機の設置場所
(2)増設する電話機の内線番号

 

続いて、主装置からの配線ケーブルの種別を確認します

現在、引いてある電話配線の近くに増設する場合は配線ケーブルに空きがあれば、その配線からローゼットを増やして設置します
(例)机が島状になっており10Pの電話ケーブルがあり、残4P(4台まで増設可能)であった場合
増設台数がクリアしていればそのケーブルよりローゼット(端子箱)を作り、そこからキヒモを
出しビジネスホン電話機へ接続します

配線ケーブルに空きが無い場合は、主装置から配線を新規にて引き込みます

電話配線工事が完了しましたら、主装置の設定を行います

主装置設定では内線番号の設定・電話機のボタンレイアウト設定・鳴動設定を行います
内線は電話機毎に内線番号を付与します
ボタンレイアウトは電話機に着信させる電話番号・発信させる電話番号の設定を行い、鳴動設定は主装置に着信した際に、その増設した電話機を鳴らすか、鳴らさないかを設定します

電話帳に関しましては、共通電話帳(主装置に一括登録)であれば増設した電話機も利用可能ですが、個別電話帳(電話機に個別登録)の場合は利用が出来ません。

 

まとめ:ビジネスホンを増設する際の必要情報(主装置の型番・電話機の型番)から増設工事の流れになります
ポイントは「現在ご利用中のビジネスホンが増設可能か」を事前に判断する事です
また、電話機を増設する際には、増設台数を必要最低限で考えるのではなく今後の増員も含め一度に増設工事を行えば電話工事の派遣費や主装置設定費用の施工費削減になります


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